A Happy New Fisical Year.2011/04/01 12:23

【新年度が始まりました】

とりあえず、あとで読みたい記事のメモです。

新野淳一のブログより、「災害にあったITシステムを操作しなければならない人が知るべきこと」
http://www.publickey1.jp/blog/11/it_14.html

ガートナージャパンの記事、「東日本大震災における情報システム部門の行動指針:計画停電にどう対処するか」
http://www.gartner.co.jp/info/bcp/reports/INF-11-21.pdf

IPA、「重要インフラ情報システムの信頼性向上の取組みガイドブック」を公開
http://sec.ipa.go.jp/reports/20110330.html

When traveling by car, I feel as if I have been clothing a power suit.2011/04/02 22:30

【車の中にいるとパワースーツを着ているような気がする】のかもしれない

災害時の避難渋滞の話は昔からあった。今回はそれが現実にあったというニュース記事だけれど、ドライバは本当に避難中だったのだろうか。

道路も相当揺れたはずだから地震発生は当然わかっていただろうけれど、津波警報が伝わらなかったドライバ、”地震・津波”までの2連想はできても、さらに”居場所・逃げる”という4連想までいかなかったドライバも相当数いるのではないかと思う。車で移動中なら道路と前車ばかりみているのだから、よほどの地元の人でもなければ“居場所”と”津波”との連想ギャップは相当ありそうだ。

携帯電話やスマートフォンなどのパーソナルメディアは運転中は使えないとしても電源切ってはいけないし、どこでもその周辺の緊急情報が飛び込んでくるようにしとかないといけないな。

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アサヒ・ドット・コム 2011年4月1日17時32分の記事
http://www.asahi.com/national/update/0401/TKY201104010283.html
『避難渋滞、津波被害を拡大 促しても車降りる人少数』
 東日本大震災の地震の直後、被災各地で渋滞が起こり、車列ごと津波に流されていたことが、生存者らの証言で分かった。車による避難は渋滞を招いて被害を拡大させるという防災関係者の懸念が、車社会を襲った初の大津波災害で現実となった。
 宮城県警によると、津波の被害の大きかった宮城県名取市では地震直後、海岸線に並行して延びる県道の渋滞が確認されている。
 同市に隣接する仙台市若林区の渡辺静男さん(59)は、避難場所の小学校へ駆け足で向かう途中、信号の消えた県道交差点で車が立ち往生しているのを見た。警察官は車をたたいて避難を呼びかけたが、車を捨てて逃げる人の姿は見なかった。小学校に駆け込むと同時に津波が到来。校舎は3階まで水没し、車列が濁流に流されていたという。
(以下略)
(乗京真知、長野剛、荒海謙一)

Failure Knowledge Database2011/04/03 09:29

【失敗知識データーベース】

四国電力の社長が、福島原発の事故を受けて、下記のようなことを述べたと毎日jpが伝えている。
要するに、”原発でこのようなシビアアクシデントは起こりえないと私は思っていた”ということだけれど、トップがこれでは事故のときどうすればいいか考えるような部署はないということだし、あったとしてもそういう部署に有能な人材を配置するわけがない。

歴史的に見れば、電力会社の経営陣は初めは不安だったに違いない。そこで「安全神話」なるものを作り出して外に対してはそれを標榜して時間をかせぎながら、内部ではいろいろな研究をしていたのだと思う。

それが経営陣が代替わりを重ねるうちに、”このようなシビアなアクシデントは起こりえないと思っていた”というような人が社長になるまでに風化したのではなかろうか。

もしそうだとすれば、それだけで、失敗知識データベースに登録するべきことかもしれない。

スリーマイル島やチェルノブイリ事故を含む電力関係の失敗事例はここにある。
http://www.sozogaku.com/fkd/lis/cat007.html

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毎日jp 2011.3.24の記事より
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20110324ddlk38040440000c.html
東日本大震災:「安全だ、と話せない」 原発巡り四電社長 /愛媛
「伊方」一時停止はせず
 東日本大震災により東京電力福島第1原発(福島県)で深刻な事故が起きていることを受け、伊方原発(伊方町)を運転している四国電力の千葉昭社長は23日記者会見し、安全対策を説明。しかし、電力各社がこれまでシビアアクシデント(過酷事故)は起こり得ないと説明してきたことについて、「私もそう思っていた」とした上で、「今は『安全だ』と住民に話ができる状態ではない」と厳しい表情で語った。ただ、「正常に運転している原発を止めることは考えていない」と、運転の一時停止や、プルサーマル発電の中断については否定した。
【柳楽未来、門田修一、藤田文亮】

I don't think there are any people who say this is a harmful rumor.2011/04/04 13:43

【これを流言だという人はいないと思う】

(1) 図はドイツ気象局のが提供した、4月5日、4月6日の放射性粒子の飛散予想図です。当たらなければいいのですが。
http://www.dwd.de/

(2) ドイツ語はなかなか読めない、と思ったら、ここを翻訳して公開している方がおりました。
http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329

(3) 武田邦彦氏(内閣府原子力委員会専門委員、内閣府原子力安全委員会専門委員、現役か元かは不明)の意見も参考になります。
http://takedanet.com/2011/04/47_afa2.html

(4) 東京都健康安全研究センターが公開している放射線量計測データ(測定場所は新宿区百人町)
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/index.html

(2)の中に、”日本気象学会は混乱を避けるために粒子飛散予想はしないようにと会員へ通知した、だから日本の気象庁からの予想は期待できないだろう”、というコメントがありました。本当か? <-- ※1 

(1)で、この予想があたらなければいい、などと自分勝手なことを言ってしまいました、ゴメンです。こちらへこなくても、どこかへは行くんですよね。

2011.4.5予想図
April 05

2011.4.6予想図
April 06

※1 2011.4.5追記: 本当でした。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj/others/News/message_110318.pdf

My head is messed up right now.2011/04/05 17:25

【あまりのひどさに頭が混乱しています】

YOMIURI ONLINE 4月2日の記事によれば、
元原子力安全委員長の松浦祥次郎氏が、「利益が大きいと思って、原子力利用を推進してきた。考えを突き詰め、問題解決の方法を考えなかった」と陳謝したとあります。

これは全くひどい話です。
昨今の報道によれば、世界的には、原子力の利用推進組織と安全推進組織が切磋琢磨し、最善の方向へ進むように考えられている、日本も同様で、利用推進組織の原子力委員会と安全推進組織の原子力安全委員会がある、という説明を聞いてきた。

それが、元とはいえ、安全推進組織の長が、「原子力利用を推進してきた突き詰めて問題解決の方法を考えなかった」というのはひどいぞ。安全推進組織はなかったということになりますよ。

松浦さん、あなたが現場へ行って、水をかけてきなさい、っていいたい気分です。

ついでだから、姓名占いやってみました。
画数と良運(赤ちゃんのための命名・名付け)」というサイトで、氏の姓名を入力したら、
『人格 22凶 努力不足、衰退、無力』とありました、以下のURLをクリックしてお確かめください。
http://mei.longseller.org/?m=div&fam=%E6%9D%BE%E6%B5%A6&fir=%E7%A5%A5%E6%AC%A1%E9%83%8E

次の委員長の決定は、このサイトで占ってからにしなさい。

※1:原子力安全委員会の役割り(同委員会のサイトより)
http://www.nsc.go.jp/annai/yakuwari.htm
※2:原子力委員会の役割り(同委員会のサイトより)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/index.htm
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YOMIURI ONLINE 2011年4月2日 01時42分
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110401-OYT1T00801.htm
「原発事故、国内の経験総動員を…専門家らが提言」
 福島第一原子力発電所の事故を受け、日本の原子力研究を担ってきた専門家が1日、「状況はかなり深刻で、広範な放射能汚染の可能性を排除できない。国内の知識・経験を総動員する必要がある」として、原子力災害対策特別措置法に基づいて、国と自治体、産業界、研究機関が一体となって緊急事態に対処することを求める提言を発表した。
 田中俊一・元日本原子力学会長をはじめ、松浦祥次郎・元原子力安全委員長、石野栞(しおり)・東京大名誉教授ら16人。
 同原発1~3号機について田中氏らは「燃料の一部が溶けて、原子炉圧力容器下部にたまっている。現在の応急的な冷却では、圧力容器の壁を熱で溶かし、突き破ってしまう」と警告。また、3基の原子炉内に残る燃料は、チェルノブイリ原発事故をはるかに上回る放射能があり、それをすべて封じ込める必要があると指摘した。
 一方、松浦氏は「原子力工学を最初に専攻した世代として、利益が大きいと思って、原子力利用を推進してきた。(今回のような事故について)考えを突き詰め、問題解決の方法を考えなかった」と陳謝した。
(2011年4月2日01時42分  読売新聞)

HeeMikow!2011/04/06 21:46

【なんてこった】

米語では、驚きや苛立ちを表すとき、Jesus Christ と叫ぶらしい。

インターネット上では GEEZ または JEEZ と略されるこの表現は、いうまでもなく、イエス・キリストという人名から由来したものだから、日本語に置き換えるならば、「卑弥呼!」と叫ぶのと同じではありませんか。インターネット上で略すならば、 HeeMikow (アクセントは前段)ですかね。

現代の卑弥呼? ホッターマーガレットさんのイラストです

2011/4/5の記事に、原子力安全委員会の元委員長氏が、”私は役割とは逆のことをやって、安全面の解決策はなにも考えなかった(※1)”的な発言をしたという新聞報道があったと書いたけど、週刊誌にはさらに下記のような記事(※2)があるそうです。

どうなるかわかりませんけれど、こんな状況がわかると、落ち着いたころに刑事告発が頻発するのではないでしょうか。却下されて、検察審査会とかで再審査請求されて、・・・と続くような気がします。忘却しないようにここに記録しておきます。

※1: ここ大事だよ、”考えなかった”だからね、”考えたけれど何も思い浮かばなかった”なら少しは救いがあるのだが。何も考えなくて年収1650万円ですか、いいね。考えたけれど何もアイデアは思い浮かばなかったでも1650万円なんだろうなあ、いいね。

※2: 「原子力安全委員、最短10分の会議出席で年収1650万円」
http://www.news-postseven.com/archives/20110404_16621.html

写真は現代の卑弥呼か? ホッターマーガレットさんのイラストです。タイトルは「ようこそ南国へ・・・」

Good job! -Part12011/04/07 12:40

【さすがです】

英語の達人、Ms Kimura に 2011.4.4記事のタイトルの添削をお願いしました。

4/4記事で私がつけたタイトルは、
「これを風評だという人はいないと思う」
I think there is no people who say this is harmful rumor.

Ms Kimura からの添削メールは、
> タイトル次のように書いてみましたので、ご参考まで。
> I don't think there are any people who say this is a harmful rumor.

論理展開としては、
「これを風評だという人はいない、と思う」
 => 「これを風評だという人がいる、とは思わない」

いろいろな言い方はできるが、下の表現が米国人の思考だということですね。
ありがとうです、またよろしく。

Ms Kimura は卓球仲間で、昨年秋の市民卓球大会では、年代別(区分は明かせないぞ)女子の部で3位入賞を果たしました。我らがチームの誇りです。

(つづく)

Good job! - Part 22011/04/08 23:37

【さすがです パート2】

Ms Kimura は卓球仲間で、昨年秋の市民卓球大会では、年代別(区分は明かせないぞ)女子の部で3位入賞を果たしました。さすがです。

また、写真のような翻訳書を出している翻訳者でもあります。
残念ながらこれらの本はすでに絶版となっているけれど、アマゾンで中古本として入手できます。
4月8日現在で、中古価格が、「われら犬きち 篠崎書林」で、800円~1500円、「ペット探偵シャーロック・ボーンズ ハヤカワ文庫」で、500円~1300円の値段がついておりました。なかなか評価は高いのではないでしょうか。

絶版になった本は図書館へ行くのが一番だけれど、せっかく足を運んでも蔵書になかったら・・辛い。そんな方のために、「東京都立図書館のサイト」がある。ここの「東京都公立図書館横断検索」で探すと、どこの図書館にあるか一目瞭然だ。

木村さんの翻訳書1

「われら犬きち」は、都下では、以下の7図書館にありました。
・多摩市立図書館、調布市立図書館、府中市立図書館
・立川市立図書館、国分寺市立図書館、くにたち図書館、小平市図書館

「ペット探偵 シャーロック・ボーンズ」は、都下では、以下の10図書館にありました。
・多摩市立図書館、八王子市図書館、三鷹市立図書館、調布市立図書館、府中市立図書館
・あきる野市図書館、青梅市図書館、西東京市図書館、小平市図書館、くにたち図書館

木村さんの翻訳書2

Mr.KeiKamo comes on his road racer.2011/04/09 22:22

【K鴨さんがロードレーサに乗ってやってくる】

K鴨さんは謎の人だ。年齢不詳、どこに住んでいるのか、どんな本を読むのか、どんな性癖があるのか、何もわからないけれど、分かっているのは時々二日酔いで来るから酒を飲む、ということだけだ。

彼は、いつも、高そうなロードレーサーに乗って颯爽と練習場にやってきて、殴り合いの様なラリーを続け、気合いの入ったドライブを打ち、こまめに球拾いをし、私のつまらないジョークに困惑したアイソ笑いをしてくれて、静かに「また」といいながら去ってゆく。


かっこいいなあ、私は彼の中に、「七人の侍」の”久蔵”を見ている。

You should manage your risks, or you will be like a Nuclear Power Plant.2011/04/10 21:29

【リスク管理が必要です、NPP(原子力発電所)のようになる前に】

今日は久々にヨッシと市立体育館で卓球の練習をしました。

計画停電の予定があると、たとえ途中で中止になっても、市が小中学校の体育館施設を開放しないので、先々週は行き場を失った多くの老若男女が市立体育館に押しかけ、われわれ出遅れた優柔不断者は順番待ちゲームに耐えきれず、練習が飲み会になってしまったのでした。

そんなわけで今日は早めにと体育館に向かったのだけれど、考えてみれば、今日は市民の皆さんは花見に繰り出したのではないでしょうか。

先に、見慣れた顔の”昔のお嬢さん”、我らが卓球クラブの大先輩女史たち、が練習しておりまして、後で合同練習させていただきました、ありがとう。

他には、某市卓球連盟の方たちが、あいかわらず、うまさを誇示するかのように、卓球台を大きく離れて強烈に、隣の迷惑も考えず傍若無人に、打ち合っておりました。いつか誰かが怪我でもしないと、あるいは怪我でもさせないと気がつかないのだろうか。リスク管理が必要だ。原発のようになっちゃ、遅いぞ。

昔のお嬢さん方を守るヨーダ、800歳

私とヨッシは隣の隣だったので、”昔のお嬢さん”たちが隣で怖がっていたのに、知らんぷりしてたように見えたかもしれないけれど、心の中では「早く帰れよ(*1)」と呪いのフォースを投げつけていたんだよ、アハハ、ヨーダのようにはいかないね。orz

実るほど頭を垂れる稲穂かな
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*1:”練習を短時間で切り上げる”はこのような方たちのリスク最小化策の1つだろう、事故の発生確率が小さくてすむからね。その他にも、隣が空いている時に左右に大きく動く練習をし、混んでいるときには静かに前後に動いて練習をする、自分たち専用の練習場を確保する、などがリスク最小化策として考えられる。
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Picture taken from http://www.starwars.com/