When traveling by car, I feel as if I have been clothing a power suit.2011/04/02 22:30

【車の中にいるとパワースーツを着ているような気がする】のかもしれない

災害時の避難渋滞の話は昔からあった。今回はそれが現実にあったというニュース記事だけれど、ドライバは本当に避難中だったのだろうか。

道路も相当揺れたはずだから地震発生は当然わかっていただろうけれど、津波警報が伝わらなかったドライバ、”地震・津波”までの2連想はできても、さらに”居場所・逃げる”という4連想までいかなかったドライバも相当数いるのではないかと思う。車で移動中なら道路と前車ばかりみているのだから、よほどの地元の人でもなければ“居場所”と”津波”との連想ギャップは相当ありそうだ。

携帯電話やスマートフォンなどのパーソナルメディアは運転中は使えないとしても電源切ってはいけないし、どこでもその周辺の緊急情報が飛び込んでくるようにしとかないといけないな。

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アサヒ・ドット・コム 2011年4月1日17時32分の記事
http://www.asahi.com/national/update/0401/TKY201104010283.html
『避難渋滞、津波被害を拡大 促しても車降りる人少数』
 東日本大震災の地震の直後、被災各地で渋滞が起こり、車列ごと津波に流されていたことが、生存者らの証言で分かった。車による避難は渋滞を招いて被害を拡大させるという防災関係者の懸念が、車社会を襲った初の大津波災害で現実となった。
 宮城県警によると、津波の被害の大きかった宮城県名取市では地震直後、海岸線に並行して延びる県道の渋滞が確認されている。
 同市に隣接する仙台市若林区の渡辺静男さん(59)は、避難場所の小学校へ駆け足で向かう途中、信号の消えた県道交差点で車が立ち往生しているのを見た。警察官は車をたたいて避難を呼びかけたが、車を捨てて逃げる人の姿は見なかった。小学校に駆け込むと同時に津波が到来。校舎は3階まで水没し、車列が濁流に流されていたという。
(以下略)
(乗京真知、長野剛、荒海謙一)