Life is like the soup ― 2011/04/18 19:05
【人生はスープだぜ】
今日は午後からIPAのセミナー、「『重要インフラ情報システムの信頼性向上の取組みガイドブック』説明会」に出席しました。
今日のセミナは、IPAが3年計画で実施した、「重要インフラ情報システム信頼性研究会」の最終成果物を報告するということなので相当期待して行ったのですが、がっかりでした。
2年前の第1回報告書によれば、研究会の目的は「信頼性に関わる基準、対策、診断などの実証的な試みの提言」とあったのですが、 最終的には、「信頼性管理に必要な組織内の役割分担と活動の枠組み」となっておりました。つまり、具体的な方法論にまで落とすことができなくて、方向性を述べるだけで終わってしまったということです。
この研究会に期待して2009年4月に書いた記事は以下にあります。
http://yonakani.asablo.jp/blog/2009/04/21/4258238
どうしてこうなったか・・・、講師の話によれば、このテーマが簡単ではなかったから、に尽きるようです。できると思って始めたのだけれど、思った以上に難しかったということですね。
理由として以下のようなことが上げられていますが、中でも(3)が大きいという話でした。
(1) 事業者間には競争があり収益性を度外視することはできない、だから信頼性は重要だけれどもかけられるコストには限界がある。
(2) 高信頼が必要なのはわかってはいるが、どんな手をどれだけ打てば十分か、見極めるのは難しい。
(3) システムによって位置づけや役割が違う、相互の違いからプラクティスを共有しにくい、他の事業者のやり方を真似すれば済むことではない。
そんな中でも何か共有できるものはないか、と検討してやっと、「考え方」や「組織の取組みの例」程度はまとめることができた、ということのようです。
セミナ料金は1000円でした。こういうガッカリ報告のときには金を取らないで欲しいなあ。
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「重要インフラ情報システムの信頼性向上の取組みガイドブック」はここにあります。<-※リンクはすでに切れています
2009年度報告書 <-※リンクはすでに切れています
2008年度報告書 <-※リンクはすでに切れています
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写真は Wikipedia より転載しました。
どうしてこうなったか・・・、講師の話によれば、このテーマが簡単ではなかったから、に尽きるようです。できると思って始めたのだけれど、思った以上に難しかったということですね。
理由として以下のようなことが上げられていますが、中でも(3)が大きいという話でした。
(1) 事業者間には競争があり収益性を度外視することはできない、だから信頼性は重要だけれどもかけられるコストには限界がある。
(2) 高信頼が必要なのはわかってはいるが、どんな手をどれだけ打てば十分か、見極めるのは難しい。
(3) システムによって位置づけや役割が違う、相互の違いからプラクティスを共有しにくい、他の事業者のやり方を真似すれば済むことではない。
そんな中でも何か共有できるものはないか、と検討してやっと、「考え方」や「組織の取組みの例」程度はまとめることができた、ということのようです。
セミナ料金は1000円でした。こういうガッカリ報告のときには金を取らないで欲しいなあ。
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「重要インフラ情報システムの信頼性向上の取組みガイドブック」はここにあります。<-※リンクはすでに切れています
2009年度報告書 <-※リンクはすでに切れています
2008年度報告書 <-※リンクはすでに切れています
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写真は Wikipedia より転載しました。
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