Suicide tourism2011/05/18 12:45

【自殺ツーリズム】

昨日、SwissInfo を読んで、スイスへ自殺しにくる観光客がいるというので驚いたという記事を書いた。
住民投票の結果、今後もスイスはその状態を続けるらしい。

気になったので、「自殺ツーリズム」でググって見たら、
朝の6時頃では、18000件のヒットだったが、昼の12時半頃では、123000件のヒットとなった。
どうやらいま評判のニュースらしい。(追記 5/20 18:00 の検索では 235000件ヒットしました)

いくつかの記事を読んでみたが、わからないことがいくつかあった、例えば、
[1] スイスは医師以外で利害関係のない人の手による自殺ほう助を認めている
[2] スイスは医師による外国人の自殺ほう助を認めている
たくさんの記事のうち、ほとんどは[1]を書いている。少数記事だが[2]があった。[1]と[2]を併記している記事は読んだ範囲ではない。
新聞記事でも何でもそうだが、又聞きの連続だから、本当のところは、自分で原典にあたらねばわからない。

パブリックドメインの写真です WikiPedia より

それにしても、[1]の方法は想像もつかない。
医師ならば薬を扱えるだろう、いわゆる安楽死だよね、だけど、「医師以外」の人はどんな手段をとるんだろうか、
農薬?(自分で飲めないようなら飲ませてあげる)
首つりの椅子蹴り?(自分で蹴れよ)
崖の上でためらっているようなら背中を押してやる?(もうこりゃ殺人だよ)
ああ、わからない、(※1)
・・・・
順当なところでは、「医師」が安楽死薬を点滴セットの中に入れ、「医師以外の利害関係のない人」がコックをひねって注入開始するというところでしょうか。安楽死させる医師の監視役って立場が必要だということのようです。

自殺ほう助を支援する団体もあるらしい。自殺します申請書作成支援、同許可取得代行、非利害関係人証明関係書類作成支援、等々、やることはいろいろありそうだ。有料だろうなあ。

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※1:2011.5.23追記
2011.5.15のSwissInfo にもうちょっと書いてあった。それによれば、ここで書いたようなアクティブな行動はだめなようだ。自殺ほう助人ができることは受け身的行動のみで、例えば、致死性薬物の調達はOKだが、それを(いつ使うかのような)管理はダメのようだ。