You can’t tell a book by its cover2018/04/05 21:54

【人は見かけによらぬもの】

今年読んだ13冊目は、
『家族戦争-うちよりひどい家はない!?』 西舘好子[著] 幻冬舎 2018年2月 ¥1100+税


著者の西舘好子氏は作家・井上ひさしの元奥様です。
前書きに、
”この本を読む人は「こんなすさまじい家族戦争もあったのだなあ」「あんなふうにはなりたくない」と思うでしょう。私たちは欠陥家族の典型でした。私たちのさまざまな失敗から、「家族」とは何かが見えてくればいいと思っています。”
とありました。

20年ほど前に、三女の著作『激突家族-井上家に生まれて』を読んで、井上ひさしの家庭内暴力のひどさは知っていたが、元奥方ご本人が書くとその凄まじさに驚愕する。殺人一歩手前だし、今なら間違いなく逮捕だろう。

さらには著者の両親の前で殴る蹴るやるわ、両親の教養のなさを揶揄するわ、かといって両親にはまだ売れてない頃には新居費用の世話になっている。著者はいいところもあったとは言うが、ほとんど悪魔だな。

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