Assault and humiliation2010/10/07 18:41

【言葉による暴力と屈辱】

『陵虐』という言葉は日常そうそう使うものではない.「りょうぎゃく」と読むのだろう.

「余の辞書」に陵虐の文字がなく,ATOK17の辞書にもない.三省堂の Web Dictionary で検索しても,「0件見つかりました」とつれない返事だった.「凌虐」で検索しても出てこない.が,Weblio辞書にはあった.両者の違いは,Web Dictionary が「三省堂 デイリーコンサイス国語辞典」で、Weblio辞書は「三省堂 大辞林」だからのようだ.

ついでに,類語辞典で調べたら「陵辱(りょうじょく)」とあったので,Web Dictionary で検索したら,ちゃんとヒットしたし,ATOK17でも漢字変換された.だから,普通は「陵辱・凌辱(りょうじょく)」でよさそうだ.「余の辞書」もコンサイス(concise; 簡単な,簡潔な)版だな.

ウェアラブルコンピューティング」という分野の研究があるが,簡単なところでまずはICレコーダを組み込んだベルトバックルあたりから売り出してもらえないだろうか.こんなとき役立つに違いない.MP3,モノラル,64kbps,2時間録音なら 30MB 程度だろう.

2010.10.8追記
家人がいうには,そんなものが売られてるのを皆が知ってるなら,まずは取り上げられた後で罵倒されるだろう,ということだった.そうかもしれない,それなら自分でこっそり作る以外ないな.
いや,作らなくてもこんなのがあった

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取調室で警官怒号 ICレコーダーに録音…男性、2人告訴へ

 大阪府警東署刑事課の警部補(34)と巡査部長(31)が、遺失物横領容疑で会社員男性(34)を任意で取り調べる際、取調室で大声でどなるなどしていたことがわかった。男性は近く、特別公務員暴行陵虐容疑で2人を大阪地検に告訴する方針で、府警も取り調べ適正化規則に違反するとみて調査を始めた。

 府警や関係者によると、男性は、9月3日、取り調べを受けた際、持ち込んだICレコーダーに様子を録音。警部補らが「警察をなめとったらあかんぞ。殴るぞ」「一生を台無しにするぞ」「家族までいったる」などとどなったり物をたたいたりする音が記録されていた。

(2010年10月7日  読売新聞)

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