First come, first served. ― 2010/10/03 22:48
卓球の練習はいつも15時からで,早く行っても別のクラブが練習してるから体育館を使えるわけじゃない.だから5分も前に到着すればいいのだけれど,今日は20分前に着くように行った.
というのも,いつもいつもヨッシーが先に到着しているので,今日こそは我が先にと思ったわけだけど,見透かされていたかのように先に来ていた.ヨッシーは謎の人だ.
今日のヨッシーとの練習では,金曜日の深夜番組で愛ちゃんが言ってた練習方法をやってみた.彼女が言うには,「フォームをくずさないで打つ練習をやる.ゆっくり打ちや早打ちしたりする」ということだった.打つのは卓球の基本練習なのだ.
俺たちも基本に忠実に練習しようということで「ゆっくり打ち」をやってみたのだけれど,二人ともいいねということだったので,来週もこれでいきましょうや,ヨッシーさん.
#タイトルの "first come, first served" は,「先んずれば人を制す」をネット辞書で検索したらでてきた単語です.成句としては,The first to come will be the first to be served. と表現するようだ.同じ概念ですが,技術用語では First in, first out (FIFO) といいます.FCFS(first come, first served)とはいわないなぁ.
Seasonal changes of clothing. ― 2010/10/04 23:15
子供の頃からずっと10月1日がコロモガエの日だったので今年もそうしたが,冬物の背広は重くてかなわない.
「コロモガエ」を英語でどういえばいいか,ネット辞書(※1)で探したら「衣更え」ではヒットせず,「衣替え」でヒットした.コロモガエは,俳句の季語では「更衣」と書くようなので(※2),以下この字を使うが,「奥の細道」では「衣更」と書いている.
剃り捨てて黒髪山に衣更 曾良
ネット辞書に以下の文例があった.
出典は書いてなかったが,たぶん事実だろう.
「奥の細道」では曾良が更衣したのは「卯月朔日」とあるので旧暦の4月1日だった.どうやら昔は4月1日と10月1日が更衣の日だったようだ.「奥の細道」の解説本に,「卯月朔日は陽暦の5月19日」とあったので6月1日の更衣はよしとするか.
今年の旧暦10月1日は 「11月6日(仏滅)」らしい.(※3)
冬物にはまだ早いということですね.旧暦10月1日まで私は上着なしでいきますよ,重いから.
※1:私の場合、ネット辞書はALCの「英辞郎」を利用しています
http://www.alc.co.jp/index.html
※2:俳句の季語は、国際文化研究センタのデータベースで検索できます
http://www.nichibun.ac.jp/graphicversion/dbase/kigo.html
※3:新暦と旧暦の変換は「こよみのページ」を利用しました
http://koyomi.vis.ne.jp/
It's never too late to mend. ― 2010/10/05 12:20
2010.10.3 の記事に,技術用語では FIFO とはいうけれど FCFS とはいわないと書きました.けれど,私の経験不足でしたので訂正します.
NIST(National Institute of Standards and Technology) が両者を定義していて,両者は "Same as" と表現されています。
NIST の FIFO の定義はこちら.
Definition: A policy that items are processed in order of arrival. A queue implements this.
Note: Same as first come, first served. A breath-first search checks newly encountered nodes first-in, first-out. Often written FIFO.
NIST の FCFS の定義はこちら.
Definition: See first-in, first-out.
Note: Written more fully this is, "The FIRST item to COME here is the FIRST one SERVED."
orz
Assault and humiliation ― 2010/10/07 18:41
『陵虐』という言葉は日常そうそう使うものではない.「りょうぎゃく」と読むのだろう.
「余の辞書」に陵虐の文字がなく,ATOK17の辞書にもない.三省堂の Web Dictionary で検索しても,「0件見つかりました」とつれない返事だった.「凌虐」で検索しても出てこない.が,Weblio辞書にはあった.両者の違いは,Web Dictionary が「三省堂 デイリーコンサイス国語辞典」で、Weblio辞書は「三省堂 大辞林」だからのようだ.
ついでに,類語辞典で調べたら「陵辱(りょうじょく)」とあったので,Web Dictionary で検索したら,ちゃんとヒットしたし,ATOK17でも漢字変換された.だから,普通は「陵辱・凌辱(りょうじょく)」でよさそうだ.「余の辞書」もコンサイス(concise; 簡単な,簡潔な)版だな.
「ウェアラブルコンピューティング」という分野の研究があるが,簡単なところでまずはICレコーダを組み込んだベルトバックルあたりから売り出してもらえないだろうか.こんなとき役立つに違いない.MP3,モノラル,64kbps,2時間録音なら 30MB 程度だろう.
2010.10.8追記
家人がいうには,そんなものが売られてるのを皆が知ってるなら,まずは取り上げられた後で罵倒されるだろう,ということだった.そうかもしれない,それなら自分でこっそり作る以外ないな.
いや,作らなくてもこんなのがあった.
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取調室で警官怒号 ICレコーダーに録音…男性、2人告訴へ
大阪府警東署刑事課の警部補(34)と巡査部長(31)が、遺失物横領容疑で会社員男性(34)を任意で取り調べる際、取調室で大声でどなるなどしていたことがわかった。男性は近く、特別公務員暴行陵虐容疑で2人を大阪地検に告訴する方針で、府警も取り調べ適正化規則に違反するとみて調査を始めた。
府警や関係者によると、男性は、9月3日、取り調べを受けた際、持ち込んだICレコーダーに様子を録音。警部補らが「警察をなめとったらあかんぞ。殴るぞ」「一生を台無しにするぞ」「家族までいったる」などとどなったり物をたたいたりする音が記録されていた。
Welcome news ― 2010/10/25 12:25
いま、「耳かき店女性ら殺人事件」の裁判員裁判が話題になっています。
□ 耳よりな話(その1)
HealthDay News によれば、「耳あかは耳内部を保護しているので必ずしも頻繁にとる必要はない」ということです。
- If earwax causes discomfort, gently clean the ear with a washcloth.
- Earwax that is causing pain should be examined and treated by a doctor.
- Never attempt to remove earwax at home with ear candling. Consult a doctor before using any over-the-counter product to remove earwax.
- Never insert an object such as a cotton swab into the ear canal in an attempt to remove earwax.
- An ear infection may be treated with antibiotic drops.
Diana Kohnle
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the Last Supper menu ― 2010/10/26 23:32
甘夏八作である。
通勤に2時間もかかるし、そのうち30分は徒歩だから、音楽プレーヤーは欠かせない。
朝はほとんどクラシックで、夜はほとんどJAZZを聴きながら歩いているけれど、時には専門家の軽口を聴きながら歩くのもいい。
ジャパン・エフエム・ネットワークの「ラジオ版学問のススメ」の前口上は以下のとおりです。
「学校では教えてくれない、教わったけれど忘れてしまった!ことを授業より楽しく学べる、ラジオ版課外授業プログラム「学問ノススメ」、各分野に精通するエキスパート(講師)を迎えて、疑問・難問を楽しく分かりやすく解説・解決していきます。」
上記サイトにはいままでの放送が(専門家の軽口が)ぜんぶMP3ファイルで残っているから好きなのをダウンロードして聴いているわけだ。
なかでもおもしろかったのを次の機会に紹介します。(なんでタイトルが「最後の晩餐(the Last Supper)」なんだ、というのも次の記事を読まないとわからない。)
Mr.Sato, one of the best table-tennis player in the (our) world. ― 2010/10/29 12:01
How did you meet ? ― 2010/10/31 02:08
偶然とは何か-その積極的意味- 竹内啓著 岩波書店 2010.9 \720
東大大学院で統計学、経済学、科学技術論を教えている経済学者の偶然をテーマにした哲学書です。
偶然は避けることができないし、確率論によってリスクを管理したり合理的な判断をしても不運を消し去ることはできないといっています。
以下の意見を若者達に捧げます。
「配偶者を選択する場合、Aと結婚した場合とBと結婚した場合、その後の人生は大きく変わるかもしえない。どちらの場合にも無限に多くの不確実性がふくまれていて、幸福になることも不幸になることもあるであろう。
その場合、できる限りあらゆる起こりうることの確率を調べて、「幸福度」の期待値が大きくなると計算された方を選ぶべきであろうか。しかしそんなことは不可能に近いし、仮に可能であったとしても、無限に多くの可能な人生についての「期待幸福度」に何の意味があろうか。
配偶者を選ぶとき「期待幸福度」の計算などに頭を悩ますよりも、好きだと思う人と迷わず結婚して、幸福な人生を築くための努力をする方がよほどよいと思う。」
いいことばじゃありませんか。
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