present from the devil2009/11/10 12:47

【悪魔からのプレゼント】

日本も監視カメラ社会になったようです。

ある青年が映画館のトイレの個室に入ったら、2万2000円はいった財布が落ちていた。持ち主を特定するものはあるけれども、個室だ、誰も見ていない、と思ったんでしょうね。ところがどっこい、トイレ入口の監視カメラが見ていました。

古来から人間の本性に対して性善説や性悪説があったけれど、最近の脳科学者の研究によって、どうやら結論がでたようです。”性悪”に軍配が上がりました。これは脳科学者の間ではもう定説らしい。脳細胞は、例外なく、人が見ていないところではずるくてケチ。だけど、人の目があるとケチなことはしない、ということです。

10月12日の記事、「脳細胞って超最低」に書いたように、この青年に限らず誰の脳細胞でもたぶん”もってけ命令”を発動するんだと思う。この青年の場合、個室だったから、”いいかも”と思ってしまったわけですね。オープンスペースだったなら脳細胞の命令には背いたんじゃないかなあ。
http://yonakani.asablo.jp/blog/2009/10/12/4628333

--- 2009年11月10日10時42分 読売新聞より ----
長野県警長野中央署は10日、同県警千曲署地域課巡査部長の宮沢優一容疑者(33)(千曲市寂蒔)を盗みの疑いで逮捕した。
 発表によると、宮沢容疑者は9日午後8時から同15分の間、長野市内の映画館の男子トイレ個室で、同県須坂市内に住む20歳代の男子大学生が置き忘れた財布から現金2万2000円を抜き取って盗んだ疑い。
 大学生が、置き忘れた財布から現金がなくなっていたことに気づき、長野中央署に届け出た。
 トイレの出入り口が映っている防犯カメラの映像から宮沢容疑者が浮上。映画が終わるのを待って同署に任意同行し、10日朝、逮捕した。
 調べに対し、宮沢容疑者は容疑を認めているという。宮沢容疑者は2002年4月に採用。現在は、千曲署戸倉上山田交番の主任で、9日は休日だったという。
 県警の大内明首席監察官は、「法を順守する立場の警察官が窃盗事件を起こしたことは遺憾。厳正に対処し、職員の指導、監督を徹底したい」と謝罪した。
(2009年11月10日10時42分 読売新聞)
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2010.7.27 追記
監視カメラは都内で8万台あるといわれているようです。
http://easy.mri.co.jp/20100727.html