State your sincerity in figures2009/04/21 21:04

営業マンは販売成績で評価される
【誠意は数字で示してよ!】

もし、離婚訴訟になったら妻にいわれるに違いない言葉です、 やだね。 <= しかたないかも・・・

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ソフトウェア品質を定量的に計測・評価しようとするこころみが、研究論文レベルから実務レベルにまで降りてきたようだ。

昨年秋から、独立行政法人情報処理推進機構の研究成果が次々と出版され(資料1,資料2)、研究員は研究成果のセミナーを全国展開しているようだ(資料3)。

特に資料2の意義は大きいと思う。これまでも必要性はわかっていたがどうやればよいかわからないから、定量的管理をしたくてもできなかったわけだ。そこに方法と目標値まで提供した意義は大きい。

また、3月24日、経済産業省も3年ぶりに信頼性向上ガイドラインの改訂版を出した。新しく追加された項目に見積の定量評価があった(資料4)。

4月9日には、国の重要インフラシステムの信頼性を確保するための研究会が今後の方向性を示した報告書を出した(資料5)。品質作込みガイドの手法を取り入れる方向とする内容となっている。

私は、今後、ソフトウェアの品質評価は資料2の手法が広まってゆくものと確信している。

資料1: 2008年10月 定量的品質予測のススメ(SEC BOOK)
資料2: 2008年12月 組込みソフトウェア開発向け品質作り込みガイド(SEC BOOK)
資料3: SEC主催セミナー一覧(すでにこのリンクは消滅してしまいました)
資料4: 2009年3月24日 「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン第2版」公表について(すでにこのリンクは消滅してしまいました)
資料5: 2009年4月9日 重要インフラ情報システム信頼性研究会報告書の公開について ~信頼性に関わる基準、対策、診断などの実証的な試みの提言~(すでにこのリンクは消滅してしまいました)