I have started Zen meditation. ― 2022/05/21 20:13
【坐禅会に参加してきました】<-「座禅」ではなく、「坐禅」なのだ。
臨済宗大徳寺派普門庵の坐禅会に参加してきた。
坐禅はほぼ46年ぶり、新入社員研修として北鎌倉の円覚寺で1週間修行して以来です。当時は朝4時に起きて、坐禅して読経して掃除して食事して、また坐禅して読経して掃除して食事しての繰り返しだったな。食事にも作法があって楽しかった。
今日は朝5時45分起床、6時30分の電車に乗った。これでじゅうぶん間に合う計算だったが・・・、
寺までの坂道と階段が私にはきつい、さらに寺の中には複数の建物があってどれが道場かわからず、ついに母屋のような建物で尋ねてやっと「あそこ」と教えてもらった。7時の開始に1分ほど遅れた。
この寺のサイトによれば、「最初から手取り足取りの指導は致しませんから、とりあえず他の方と同じように、見よう見まねでやってください」という方針なので気が楽でした。
隅っこの空いた席に座った。座布団の上にさらに丸い座布団のようなものが置いてある。これはわかる、お尻をちょっと高くしてあぐらを組みやすくするためのものだ。それにお尻をのせて前の方の姿勢を見る。
足の組み方は? ふむふむ、手は? ふむふむ、顔は? ふむふむ、目は? ふむふむ。まあ、なんとかなる。
・・
いろんなことが頭に浮かぶ・・、雑念だらけだな・・・。
・・
カーンカーン、チーンチーンと音がして、皆さんが手を合わせ頭を垂れて1回目の坐りが終了した。私もあわててマネをした。和尚が拍子木とカネを鳴らして知らせたようだ。
皆さんは席を立ち身体をほぐしたりトイレに行ったりしている。席から離れるときにも定式があるようだ。
ある方は座ったまま畳に下り自席に向かって一礼し、立ち上がって手を合わせて通路となった畳のほぼ真ん中まで歩き、くるっと90度回転して前を見据え入り口側に向かって歩いた。さらに部屋の端に行ったらくるりと180度回転し仏様に向かって一礼して廊下に出た。
戻ってくるある方は手を合わせて歩いていない。下を見て畳のヘリを踏まない様に注意しながら一歩一歩踏み締めるようにして歩いていた。
どちらもロボットのように見えた。この方たちもまだ経験が浅いので自然感がだせないのだろう。なにごとも自然な立ち居振る舞いができるようになるには時間がかかる。
私はといえば、まだ定型を掴んでいないと思ったので今日のところは座ったままでいることにした。
和尚が戻り皆さんも戻り、和尚が線香に火を着けて拍子木をカーンとならし、カネをチンと打って、2回目の坐禅が始まった。なるほどそうか、線香が時計になってるんだな。
またしてもいろいろな事が頭に浮かぶ・・。雑念だらけだな。
司馬遼太郎が『坐禅で悟りを開く人は天才だ。1万人に1人いるかいないかだ。座ってるだけで何かを得るなど普通の人にはできない』というようなことをどこかに書いていた。どの本だったかなあ・・・、
ってなことを考えていたら、拍子木がカーンカーンと鳴った。2回目は早く終わった感じがした。
和尚が入り口側の席に移動した。「新人さん、いらっしゃい」ってな意味の言葉を言ったような気がした。私の右向かいの方が私の方を見て「和尚のところへ行け」と言った風な目くばせをしたので、和尚のところへ行ったら「臨済宗聖典」と書かれた冊子をくれた。
読経が始まった。20分くらいでした。
私のご先祖様がいる郷里の寺も臨済宗の寺なのでなじみ深い。私も経文の漢字の横にふってあるひらがなを読んだ。
その後、テーブルを出してお茶と茶菓子がふるまわれ法話が始まった。
和尚が最近読んだ本の話をしてくれた。なかなかいい話だったが長くなるのでここでは書かない。
なかなかいい雰囲気の会でした。ここでも新しい知人ができそうな気がします。
さ来週もまた参加しようと思います。
なおここは修行の場ではないので警策で打たれることはありません。
本日のウォーキング:8487歩
本日のカクテル:ハイボール(トリス2022クラシック)
本日のカクテル:ハイボール(トリス2022クラシック)



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